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ippuku

ものづくりが好きな塾講師のブログ

5/31火曜日

その日の夜、授業をした生徒が荷物を置いたまま塾から姿を消した。非常に真面目な生徒でそもそも夜遅くまで残っていたことはない。コンビニに買い物に行ったら友達と会って立ち話でもしているのかもしれない、しかし女の子だし心配だと思い、周辺のコンビニ3つ回る。いない。コンビニ3つともそこそこ離れているのでそれだけでやや疲れる。スーパーも見て回る。塾に一旦戻るもいない。駅前を探すことにした。途中ある店にふと思い立って入るとまさかのまさか、彼女がいた。漫画を立ち読みしていた。思わず怒って腕を掴む。泣きそうになっている。泣きたいのはこっちだよと思った。探し始めて1時間弱経っていた。彼女は腕時計をしていたし確信犯だとは思ったが怒るのはやめて「な、立ち読みしとったら思った以上に時間経ってたな、な?」と笑いながら言って「で、なんで?」と聞いたら帰りたくないと。でも帰らせないわけには行かない。塾に連れて帰って荷物をまとめさせた。

 

本人の強い希望があったわけでもなくレベルの高い学校に行ってしまい、自分より頭のいい連中がたくさんいることを知り、落胆し、親からは「私は/俺はお前くらいの頃はもっとできた」と言われ続け、真面目な性格故にそれらを全部受け止めて卑屈になっていた彼女。以前高学歴な親にありがちな、「自由にしていいよ」と子どもには言いつつ、レベルの低い学校を受けようとすると難色を示すといった行動の記事を思い出した。