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ものづくりが好きな塾講師のブログ

私が美大受験を決めて動き出したきっかけがある。それは前の大学の三つ下の学年にいた一つ年齢が上の方と飲んだときだ。当時SEを辞める前後だったと思う。その方も働きながら大学へ通っていたこともあって、「美大に行きなよ」と言う言葉が響いたのだと思う。結局その方は途中で大学を辞めてしまったのだけれども…。

今、働きながら大学に通っていると、同級生の子たちに、同じように将来働きながら学校へ通うことについて、話を振られることが度々ある。こうゆう方面に行きたい、勉強したいと言う台詞が舞う。私は、こうゆう話を聞くたびに、今の私の苦労をわかれとか勝手な思いも正直言えば頭に過る。実際働きながらの進学はどうかと言うと私は勧められない。本当に勉強をしたいのなら仕事をしながらでもできると思う。勉強をしたい気持ちが強くなければ結局働いていてもいなくてもダラダラとした学生生活を過ごしてしまう。後者は今、考えない。論じても仕方がないので。前者の場合は、本当に仕事をしている時間が邪魔になる。勉強をしたい、でも稼がなければ除籍になってしまう、生きていけない。時間に追われる日々となる。確かに勉強はできる。仕事が終わって帰ってきて多少時間はあるだろう。大学の空き時間もあるだろう。電車に乗っている時間だってなにかしらの勉強はできるはずだ。切羽詰まる。少しの時間を見つけては勉強に割く。時間を見つけることにも神経質になる。キリキリと締め付けられる日々が続く。働きながらこれを続けることはかなり苦痛だ。どんなに勉強が自分のためだとしても、自分の欲求を満たすためだとしても、かなりの苦痛を伴うと思う。

また、仕事の種類にもよる。私が美大で知り合う働いてる人たちは何故だか夜の飲み屋のバイトをしている人が多い。週2、3日で良い稼ぎになるからだそうだ。でも週2、3日でも朝まで働く日があるとどう考えても辛そうである。では、他に稼ぎのいい仕事はと言うとなかなかない。私は色々な人たちに恵まれてそれなりの時給が出る塾のバイトで生計を立てていて、時間も夜中までのびることはない。すごく恵まれていると思うし、前の大学をきちんと卒業したから塾の仕事ができているのでこの点の経過は本当によかったと思う。仕事も好きだし。でも週6日働いている。働かないと不安で仕方が無い。働いている時間だけはお金の心配をしなくて済む時間だ。でもやっぱりそれだけ動いていると、勉強を除く自分の時間を確保することは難しいなと思う。自分の時間がないと人に気遣いのできない人間になっていく。

大学三年生になってからちっとも勉強しなくなってしまった。今までの二年間の頑張りはどこから出てきていたのだろうと思う。私の勉強したい思いの加速度がどんどん下がって行ったのだと思う。そしてパタリと勉強をやめてしまった。だらだらとなんとなく続けていた勉強も放り投げてしまった。勿論私が悪いのは確かだし、これではダメだこれではダメだと毎日思う。

嗚呼、眠い。