ippuku

ものづくりが好きな塾講師のブログ

先日、日暮里にある谷中(やなか)銀座へ行った。
夏が迫ってきていて、痛いくらいの陽射しと青い空だった。日暮里駅から歩き、少し坂を下ると谷中銀座は見えてきた。午前中にも関わらず人は多く、お店も活気付いている様子で、すぐに気に入った。商店街を一歩逸れて、かき氷で評判のひみつ堂と言うお店に先ず向かったのだが、炎天下の中、二時間近く待たねば食べられないと聞き、行列と店の賑わいを尻目に商店街へ戻った。猫の餌の置いてあるお店、店頭で餅を販売しているお店。おばちゃんは慣れた手つきでお餅を並べ、客に声かけをしていた。右を見ればシャッターは閉まっているけれど、どことなくお洒落な本屋の看板。お休みの日なのかな。氷と書かれた幕を風に託してるお店。どのお店もきちんと谷中銀座に収まって楽しげだった。商店街の端っこまで行き、引き返し、猫の置物にちょんまげのカツラを被せているお店でかき氷を食べた。十分に美味しかった。お腹を壊すことを恐れて、腹巻をしていったのもあって、ガツガツ食べられた。冷たく甘いものを摂取した後の気だるさがなかなか重い腰を上げさせなかったけれど、もう一度商店街を歩いた。ベーゴマを無料で回せると書いてある。興味津々で近付くとまるまるとした小学生の男の子がででんっと座り、その横には日に焼けたおじいさん。腕を掴んできて、ベーゴマの回し方を教えてくれた。陽の元に置かれたベーゴマはくっそ熱かった。ベーゴマを一度回せたらもう満足して、手元のカメラでパシャパシャ写真を撮った。丸い少年に話しかけると大切にしているでっかいベーゴマを見せてくれ、また、横でベーゴマにヤスリをかける様子を見せてくれた。負けじとおじいさんも自慢のベーゴマを見せてくれた。木箱に入っていて、キラキラしてた。先っぽはしっかり尖っていて、回ってる間、表面が輝くようにデコレーションされていた。ベーゴマに満足して駅の方へ戻った。

三人で行ったのだけれど、これが東京の下町な感じとか、東京っぽくないとかそんな台詞を聞いた気がする。私にとってこれこそ東京のような気がした。背後に見えるビルの高さの違いとかそんなんではなくて、田舎の⚫︎⚫︎銀座と呼ばれているところはこんなに活気付いてないし、閉店してる店も多い。お祭りでもないのにベーゴマを回したりしない。なんて言うかもっと逆でこれこそ東京って感じがした。「東京って背の高いビルばかり並んでるイメージがあるだろ?でもそんなことないんだぜ!古き良き商店街だってあるんだぜ!どやっ!」みたいな感じがするのだ。だからむしろ東京っぽい気がした。
谷中銀座は気に入った。また行ってみたいと思う。