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ものづくりが好きな塾講師のブログ

時間外労働は大嫌い。残業なんてしたくない。したい奴なんていないだろうけど。

生徒の相談を受けていた。私が受け持つ小学校高学年から中学生にかけての女の子達は往々にして話を聞いてもらいたがる。女の子というのはそうゆう生き物なのかもしれない。多分私もかつてはそうだった。
彼女達は言葉にならない悩みを抱えていることが多い。言葉にならないのは語彙が少ないせいもあるようだ。悩んでいるこの気持ちをなんと表現したら良いのだろう…と困っているのかもしれない。たどたどしく話す彼女達。喋りたがりの私はなるべく口を挟まずに聞く努力。耐えろ耐えろ。たまに彼女達が言葉に詰まると、予想される気持ちを代弁してやる。また、たどたどしい話が始まる。耐える。たまに代弁。これを繰り返す。
話して落ち着くのならそれで終わり。落ち着かない時は解決策の提案。でもだいたい女の子ってのは話を聞いてもらいたい生き物であり、理論的解説付きの解決策なんて聞きたがっていないことが多い。でも延々と話を聞いてあげられるわけではないし、愚痴の開放の後の尻切れトンボ感はもやりとする。とりあえず解決策を提案する。話したいことが終わったようならそこでお話は終わり。

不思議だった。私は女友達がそんなに多いタイプではない。むしろたくさんの女の子達から敬遠されてきた。いつも宜しくない噂を流され、勝手に怖がられ、勝手に離れていく女の子達。次第に女の子とどう接して行ったらいいかわからなくなっていった。狭くしかし深い付き合いのある女友達だけが残った。皆良き理解者で充分過ぎる程の幸せがある。
そんな私の元には生徒である女の子達からの相談が来る。わんさか来るって程ではないが、かなり女の子からのウケがいい。個別指導だと同性の講師を付けることが多いからかもしれないが、多分割りと相談を受ける方だ。彼女達はどうして私に話してくれるのだろうと思う。でも、不思議なことはもう一つあって、私はどうして晴れた昼間に塾へ向かうと、いつも、彼女達の話を晴れた空の下で聞いてやりたいと思うのだろう。

私は決して良い人間ではない。悪いこともたくさんしてきた。たくさんの人を傷付けたと思うし、そのくせ、何もないような顔でたくさんの人と接してきた。良い講師とも思えない。授業が上手いとも思わないし、反省はたくさんある。そして、子ども達だって天使なわけじゃない。たくさんの嘘を吐き、暴露ては泣き、どこかで悪戯を働く。

謙虚にいなければ、と思う。精進しなければ、とも。私にはまだまだたくさんの足りないことがある。とても先生と呼ばれるような立派な人間ではない。私は私という個人からは未だ抜け出せない。先生と呼ばれることが慣れてきたけれど、くすぐったくもある。

まだまだだ。